お受験の願書の書き方について情報を集めたい
- ポイントがあるのか知りたい!
- 例文を見て参考にしたい?
- 長所に何を書けばよいか分からない。
こういった疑問を解決します。
私は公立小学校に通ったので経験が無いし、どうやってお受験の願書を記入したらいいかわからない。私たち家族は、何度も修正し、書き直しながら完成させました。
我が家のテクニックを使って、まとめた願書を塾に添削してもらいましたが、全く指摘もなくお墨付きをもらうことができました。
第三者からの視点で見てもらうことが、とても重要です。
小学校受験向けの願書とは?
願書は学校へのラブレター
小学校受験の「願書」は志望校へのラブレターです。小学校に熱意を伝えるための大事なものになります。
- 文章を練り上げること
- 正しい書き方があること
などテクニックが必要あることを理解する必要があります。
願書は個人情報を書くだけのものではありません。実は、願書自体がテストの評価対象になっているのです。
- この家族は本気なんだ!
- 学校の理念を理解している
こちらの想いを、学校にしっかりと伝えるための手段が願書です。
小学校受験の「願書(受験票)」は志望校へのラブレターです。小学校に熱意を伝えるための大事なものになりますので文章を練り上げることと正しい書き方があります。
願書配布について
願書は無料で貰えるところが多いです。一部の小学校は有料の場合もあります。夏以降に開催される学校説明会に参加すると資料と一緒に願書が配布されます。
また、願書の配布期間に事務局に行けば願書をもらうことができます。
ただし、配布時期が決まっているので期限を過ぎると入手出来なくなってしまいます。
願書を2部 用意する
願書は2部入手してください。願書は決まった期間にした入手することが出来ません。
書き損じ、不測の事態が起こることはあまりありませんが、予備があると安心できお守りになります。
最後の一枚!となると力が入り失敗する可能性が上がってしまいますので精神安定の意味でかなり重要です。
貰い方
願書だけをもらいに学校に行くのは面倒臭いです。学校説明会に何度も足を運んでいると2部以上の願書を手に入れることができます。学校へのアピールにも繋がるので一石二鳥です。
願書を書くテクニック 9選
丁寧に書く
とにかく丁寧に、楷書で書く!
当たり前ですが楷書で書きます。読み手が内容を確認する前に、手が止まらないようにすることが大事です。
正しく書く
「おくりがな」の書き方
「ふりがな」と記述されている場合はひらがな、「フリガナ」とある場合はカタカナで書くことに注意しましょう。
住所や名称の書き方
略字は絶対に使ってはダメです。住所や名称を略して記載はしません。
住所の番地は省略せず、住民票の記載通りに正しく書きます。
間違った書き方
正しい記入
間違った書き方
正しい記入
子ども・保護者の表現の仕方
意外と知らないと思いますが、とても重要であり願書に記述することがある表現です。
子どもの間違った書き方
子どもの正しい記入
保護者の間違った書き方
保護者の正しい記入
父親と母親の両親で意思統一を行っていることを表現するために「私ども」と書きます。
空白を作らない
空白を残したらもったいないです。最後までしっかりとアピールする必要があります。
空白が多く残っていると読み手の心象が悪くなります。他の受験生はしっかりと書き込んでいるのに空白が多いと熱意を感じ取ることができません。
空白を作らないように構成をしっかりと考えてください。
文字は大き過ぎず、小さ過ぎず
書きたい事が多くあり過ぎて、文字を小さくし詰め込むことはNGです。文書を整理して全体のバランスを取るようにしてください。
文字が小さすぎると、先生に読んでもらえません。
当り障りのない・トレンド(流行り) は書かない
願書は面接の前に読み直しがされて、質問の内容を決めてから面接が始まります。
受験は1日に数十組も面接を行います。当り障りのないことだと面接官はその家族に興味が湧きません。
また、トレンド(流行り)は、他の家族と被ります。1組目の場合は新鮮な内容ですが、何組も同じだと、面接官は「またか・・・」と心の中で叫んでいます。
「共感」と「解説」だけで終わらない
この辺りから本質を説明します。最も気を付けなければならないところが「共感」「解説」で終始してしまう罠です。
- 貴校の○○に共感し、我が子が〇〇できると思い志望しました。
「共感」は、志望理由として最も書きやすく難しい言葉を使って、もっともらしい文面ですが、よくよく読んでみると、内容が薄っぺらいものになってしまいます。
共感を使う場合は、自分の具体的なエピソードと絡めて利用してください。
私たちの教育方針は〇〇と考えています。貴校の○○を通して〇〇を学んでいって欲しいと願っています。
「解説」は気づかないうちに書いてしまう内容です。
- 貴校の建学の精神は、〇〇に通じており〇〇ができると思いました。
解説は「私たちはこんなに調べました!」となりがちです。小学校の先生からみたら「解説されなくても知っている」「言われなくても実践をしている」と心の中で思っています。
「共感」「解説」どちらも文字数稼ぎに使えたり、文章がそれっぽくなるため注意が必要です。小学校の先生は願書を多く読んでいるので、簡単に見透かされます。
重要なのでもう一度説明します。「共感」「解説」で終始して終わらないこと。
とにかく具体的に!エピソードも盛り込む
志望動機などの自由記入欄は、一般的なことを書かず、とにかく具体的に記述します。具台的に書くと自分の言葉で語ることになります。
自分の言葉こそが、最大の差別ポイントです。
- 家庭の教育方針に絡めて書いていく
- 学校見学で感じたものを書いていく
- 在校生の振る舞いで感じたもの書いていく
- 教育方針と絡めて書いていく
- 学校設備・授業と絡めて書いていく
具体的な内容を盛り込むときに、自分のエピソードと絡めると描写にリアリティーが増します。
「想像が出来る」ってことがとても大切です。
保護者としての意思の述べる
私立小学校は、どこの学校も「子どもの自立」を強く求めています。受動的ではなく能動的に活動できる子どもは、本人の性格もありますが家庭環境に強く影響を受けます。
保護者が、家庭の教育方針、子どもへの想いなど伝えて、自立を促す姿勢を伝えるようにします。
学校が聞けないことを盛り込む
実は願書の記入項目に規制があります。
文部科学省からの通達で「入試に関係のあるもの以外は記入を求めてはいけない」となっています。実例を挙げると、
- 受験生(子ども)の個人情報(氏名、年齢、住所など)
- 志望動機
当たり前すぎで疑問を持たないと思います。しかし、小学校は保護者(親)の情報も子どもと同じくらい知りたいんです。
- 親の年齢
- 親の職業
- 親の経済状況
本当は多くのことが知りたい。
当たり前ですよね、小学生は親の経済状況に完全に依存します。入学後に問題を起こすかもしれない家族より、波風を立てない家庭を選びたい。
願書は感情に訴えるもの
願書は定性的な内容を、具体的なエピソードに絡めて感情に訴えるようを記載するものです。子ども希望校に入学し学校生活で、どんな生活を送っているかを想像できるように、構成を考えていくと、
となります。そこから文章を削る作業にはいると、内容が濃く訴える文章になります。
まとめ
願書って「何を書けばよいのか?」って誰もが悩むものです。漠然として書き始めると内容が薄っぺらいものになります。
説明したように、願書を書くためのテクニックを使って原稿を作り上げます。
- 丁寧に書く
- 正しく書く
- 空白を作らない
- 文字は大き過ぎず、小さ過ぎず
- 当り障りのない・トレンド(流行り) は書かない
- 「共感」と「解説」だけで終わらない
- とにかく具体的に!エピソードも盛り込む
- 保護者としての意思の述べる
- 学校が聞けないことを盛り込む
意識しながら構成していくと「書く場所が無くて困る!」と必ずなります。後は、削って行けば内容が濃くてリアリティが出てきます。試験官の先生に本気度がダイレクトに伝わります。
願書は時間を掛けて作り上げてください。