計画的に教育資金を貯めようにも、どうやって資金を捻出すればいいのか、漠然として行動に動けない。
毎月貯蓄も出来ている。何とかなるかな~と考えて、いざピンチになるとリカバリーできません。継続は力です。コツコツと教育資金の積み立て方を解説します。
無理なく教育資金を捻出する方法
教育資金は、進路によって大きく異なってきます。幼稚園から大学まで通った場合は約1,000万~約3,000万ぐらいが必要になります。
- すべて国公立に通った場合は約1,000万
- すべて私立に通った場合は約2,500万
この数値は文系の場合の金額です。
理系に進学した場合は文系よりも学費はさらにアップし、学部によっては留学費用がかかる場合もあります。また、私立医歯系などはかなり高額な教育費が必要になります。
大学では下宿や一人暮らしの可能性もあり、教育費だけでなく生活費も必要になります。
私たちの家族もそうですが、ほとんどのご家庭は「厳しい」「ギリで行ける」「でも不安」と感じると思うのが普通です。これで「節約だけではマズい!」ことに気づくと思います。
- 節約をして支出を減らす
- 今よりも収入を増やす
教育資金は2つの方法しかありません。計画的に準備することをおススメします。
どうやって無理なく節約するか?結論『固定費を下げる!』
教育費を捻出するために、どうやって無理なく節約するかについて説明します。
気合をいれて節約をすると、
- ぶっちゃけ、心が荒んで病んでいきます
- 節約を頑張り過ぎると、生活の質が低下します
結果、なんのために生きているの??ってなってしまいます。つまり、節約は無理なく行うのがポイントです。
スーパーの安売りを利用して買いだめをするわ!
安売りに躍起になっても焼け石に水
無理のないコスト削減の対象は固定費です
- 食費
- 日用品費
- 交際費
- 被服費
- 美容費
- 趣味費
変動費を下げるのは生活の質を落とす可能性が高いです。しかも、頑張っても削減額は少ない。
楽しみにしている外食の回数を減らしたり、毎年の海外旅行を諦めたりすると、どんどん楽しみがなくなってしまいます。
- 居住費
- 車費
- 水道光熱費
- 通信費
- 保険
固定費を下げることが、無理なく進められる唯一の道です。遠回りに感じますが一番の近道です。
固定費に手をつけるのは、なかなか大変ですよね。そう簡単に引越をすることもできないし、車費や水道光熱費に手をつけると、生活の質が落ちます。生活の質に直結するものは絶対に手を付けてはいけません!
子どもを転校はさせたくないないし、旅行もいっぱい行きたいのに~
無理なく節約できるのは「通信費」と「保険」です
通信費をいかにして削減するか
通信費といえば、スマホに掛かる費用のことです。
いわゆる「格安SIM、格安スマホ、Simフリー」と呼ばれるサービスに変更してください。同等サービス内容で半額以下です。しかも、品質は変わりません。
私の場合はIIJmioを利用しています。4GBで月額1,000円です。私は通勤の電車内でスマホを触るぐらいしか利用しないのでギガが余るぐらいです。
- ドコモ,au,ソフトバンク
- ahamo,povo,LINEMO
- IIJmio(格安SIM、格安スマホ)
- 7,000 円
- 3,000 円
- 2,000 円
とは言っても、外出先で動画を見るので「ahamo」「povo」「LINEMO」と同じギガが欲しい!と思う場合「格安SIM、格安スマホ、Simフリー」の場合は2/3の価格です。
得だと分っているけど・・・
大変そうだし、よくわからないし・・・
現状を変えたくない気持ちは、誰よりも分かります。
自分のためではなく、子どものため!
何が変わるか判らないから、得だと分かっていても変更できない。
つまり、理解できれば簡単に変化を受け入れることができます。
「格安SIM、格安スマホ、Simフリー」で出来ないことはズバリこれだけ。
使ってなければ、格安スマホに今すぐ変更できます。
- キャリア メール
- キャリア 決済
他も色々あるけど絶対に使っていない。
キャリア メールとは @domoco.ne.jp @ezweb.jp @i.softbank.ne.jp のことです。GmailやYahooメールなどに切替えれば済むことです。
LINEしか使ってない~
よく考えるとメールを全く使っていないわ
きっと、お店からのメール配信しか届いてないよね?
登録先を変更するだけで、キャリアメールを使わなくできるんだよ
キャリア 決済も代替方法(クレジット決済)がちゃんとあります。むしろ、クレジット決済が王道です。
ちょっと前までは、「格安SIM、格安スマホ、Simフリー」は繋がらないとか速度が遅いとか、色々言われていましたがほぼ改善しています。
IIJmioを知らない方が多いと思います。しかし、安全安心を望むのであればIIJmioは最強です。だって、IIJmioの親会社はインターネットの基盤を構築している会社だからです。
IIJmioなんて聞いたことないわ!
不都合なく利用できるの??
音声はドコモとauに任せて、得意分野のインターネットに特化している。だから、問題が起こりません。
この頃は、音声よりデータ(LINEの音声通話も含む)の品質が重要です。
自分では変更作業ができないよ~
家電量販店に出店しているのでサポートもばっちり!
IIJmioは家電量販店(ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ヤマダ電機 等々)で取り扱っています。サポートもしてくれるので、不安な方は店舗で対応してもらうことも出来ます。もちろん、iPhoneにも対応しています。
スマホを契約するときには「2年縛り」と呼ばれる2年単位での契約を行うことが一般的で、更新月以外は大きな金額の違約金が必要でした。しかし、2019年に違約金について大幅な見直しがおこなわれたので利用会社を変更するのが容易になりました。
保険をいかにして削減するか
本当のことを説明すると、保険に入る必要がある家庭は少ないです。私が仕方なしで加入している保険を紹介します。
実はファイナンシャルプランナーの資格を持っています。
- 団体信用生命保険(住宅ローン)
- 火災保険+地震保険
- 自動車保険
これだけです。
よく話題になる自転車保険は、加入している保険の個人賠償責任補償特約でカバーしています。
注目は、どの家庭も加入している生命保険は入っていません。
理由は簡単!不要だから。
何に対して保険を掛けるかが明確になれば「要る・要らない」の判断ができます。
私が少数派です。「加入しないのは、ありえない!」と思う方が普通であり大多数です。ご安心ください。そんな場合は保険を見直す必要があります。
でも、やっぱり生命保険は
必要に応じて保険を見直すことは大切だよ
時の流れと共に必要な保障は移り変わります。定期的に見直す必要があります。加入して放置が一番ダメなパターンです。定期的に補償内容を見直しましょう。
大手の企業を選べば間違いはないです。
どうやって教育資金を殖やすか?結論『児童手当を利用し投資する』
児童手当(旧 子ども手当)は、「中学校卒業までの児童を養育している方」に、行政から支給される手当のことです。ざっと計算すると総額200万になります。この給付金を生活費に回すのではなく、教育資金に回すことを考えます。
この給付金をどうするか?で大きな違いが出てきます。
- 預金(貯金)
- 学資保険
- 投資
一般的に考えられる「貯金」「学資保険」「投資」で考えようと思います。
とりあえず預金(貯金)で殖やす
誰もが思いつく方法は預金です。手軽ですしリスクも少ないので、ほとんどの家庭が選択していると思います。
- 元本が保証されている
- 身近な存在である
- いつでもおろせる
- ほとんど殖えない
最も手軽に始められるのが預金です。銀行の積立定期預金の自動定額積立などで、貯金用口座にお金が移動する仕組みを作ることが出来ます。ただ、今は金利が低くほとんど殖えないのが最大のデメリットです。ネット銀行を利用したとしても微々たる差でしかありません。
ネット銀行だったら、少しは殖えるんじゃない?
貯蓄は、はっきり言って殖えない
児童手当の総額200万を預けて、子どもが20歳の時は201万ぐらいにしか殖えていません。
学資保険で満期まで殖やす
学資保険も誰もが思いつく方法です。手軽ですし、私も親から勧められました。
- 解約しずらく満期を迎える
- 親が死亡しても保障される
- 途中解約は元本割れ
- あまり増えない
低金利が続いている今は、学資保険では大きく増えません。親が加入していた頃よりもメリットがないので魅力が低下しています。ただ、保険で殖やすと考えるのであれば、学資保険がもっとも最適な商品です。
保険だから、もしもの備えになるよね?
たしかに親が死亡しても保障がある。でも、殖えるお金は少ない
学資保険は預金ではなく、あくまでも保険です。親の年齢や加入時期、払い込み期間によって毎月の支払額は変動します。
児童手当の総額200万を預けて、子どもが20歳ぐらいの時には210万に届かないぐらいにしか殖えていません。返戻金は少ないですが保障が付いています。
保険なので、加入中に親が死亡しても必ず想定の支払額が戻ってきます。
非課税枠で投資に利用する(もっとも増えます)
ジュニアNISAを利用して非課税で投資する。最も殖やせる方法です。
- 大きく増やせる
- 非課税で運用できる
- インフレ対策になる
- 途中解約ができない
- 元本割れ
- 手数料が必要
ジュニアNISA(未成年向け少額投資非課税制度)とは、国が作った制度です。「子ども名義の投資口座をつくり、高等教育用の資金を運用するための制度」です。
投資上限額は年間80万円で、つみたてNISAと同様に一定期間(5年)はどれだけ利益が出ても非課税で済みますが、18歳までの引き出し制限があります。
ジュニアNISAは2023年に終了しますが、ロールオーバーを利用すると子どもが20歳になるまで非課税枠で運用ができます。
児童手当の総額200万を投資に充てると、子どもが20歳ぐらいの時には350万ぐらいに殖えています。資金を投資に回さない理由はないです。
何でそんなに殖えるの???
金融の知識を手に入れれば、当たり前のこと
金融知識は誰も教えてくれないんですよね・・・
知識がないと、上がったり下がったりする事に目がいきます。そして損失を出してしまいます。正しい知識があれば一喜一憂することなく利益を享受することができる仕組みになっています。
投資には金融知識が必要です。
世帯収入アップどうするか?結論!『仕事を始める・転職する』
教育費を捻出するために、どうやって収入を上げるかについて説明します。節約と違って収入アップの方法は選択肢がありません。
- 仕事(バイト、社員)をはじめる
- 収入アップするように転職する
- 起業・副業をはじめる
やっぱりね・・・それは分かってる。でも敷居が高いし~
なかなか踏み切れないよ。
だよね。
でも、この決断が遅くなるほど、後に響いてきます
なぜかを説明すると、教育資金は期限があるからです。
子どもの年齢が上がるにつれて、貯める期間と金額はドンドン減っていきます。
たしかにね・・・
- 仕事は新たに始める
- 現在より収入が高い会社に転職する
どちらかを検討することが収入アップへの始まりです。
今は、共働き家庭の方が割合が多いので2人合わせた世帯年収で考える
でも、しばらく働いていないし・・・
復帰できるか分からない・・・
大丈夫です!
社会人経験があればスグに感を取り戻すことができます。今はどの企業も人手不足で困っています。多くの企業は中途採用で思っている以上に募集が集まらず、主婦層をターゲットにして積極的に採用活動を展開しています。
今の求職方法は、ハローワークに行くより、まずはネットで『転職サイト・転職エージェント』で探す方が主流です。
主婦やママの様々な状況・要望に応えられる女性専門の転職支援サービスが色々とあります。
- 仕事と育児を両立させたい
- スキルが活かせる仕事がしたい
- 柔軟な働き方のお仕事がしたい
- 副業からのお試し入社も可能
アルバイトよりも社員として働くことをお勧めします。なぜなら、
- 福利厚生がしっかりしている
- 育児への理解がある
- 時間の融通が利く
初めの登録は面倒臭いと感じでしまいますが、登録さえ済ませば、あとは自分の好みの仕事を好きな時間にスマホから探すことができます。また、転職支援サイトから条件に合った仕事を紹介してくれます。
登録は無料ですし損もありません。まずは無料登録だけで一歩前に進みます。
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