小学校受験「建学の精神」を理解してますか!マジで大切です。

受験の知識・情報

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私立小学校の違いが判らない。どうすれば理解できる?

この疑問に回答します。

お受験パパ りんかお@ojukenrinkao)です。小学校受験を検討するためにも各学校を理解しなければなりません。ただ、これが難しい。

学校選びの一例としてお役立て下さい。

文部科学省が作成している統計(文部科学統計要覧・文部統計要覧)から分析すると、国立・私立小学校のうち首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県)にある小学校は40%を占めています。

圧倒的です。小学校受験が盛んなのは首都圏と言えるでしょう。

私立小学校の「建学の精神」と「受験」

様々な考え方で私立小学校は設立されています。思った以上に思想が千差万別です。「建学」と「進学(受験)」から考えると、見えてくることがあります。

私立小学校:建学の精神

私立小学校は建学の精神を非常に大切にます。

受験の検討段階で、見たり聞いたりすると、ポジティブな場合は、「なるほど!」と思いながら流してしまいます。ネガティブな場合は、耳障りと言うか何か引っかかる時があります。

ポジティブ、ネガティブどちらかの意味合いでも建学の精神に注目しましょう。

りんかお
りんかお

学校のキャッチフレーズが気になる。

私立小学校の成り立ちに注目し、意義・目的を把握することで理解が出来てきます。

  • 宗教の教育理念により設立された小学校
  • 創立者の教育理念により設立された小学校

首都圏にある私立小学校を調べました。2つの割合は、ほぼ同じくらいです。

若干ですが宗教の教育理念から設立された小学校の方が少ないでが、私立小学校の全体数から考えると大きな割合を占めています。

宗教の教育理念から設立された小学校の9割はキリスト教1割は仏教に分類することができます。

りんかお
りんかお

家庭の宗教と小学校の宗教が違っても、問題はありません。

学校によっては保護者向けの講習を実施しています。

キリスト教の教育理念により設立された小学校は、カトリック、プロテスタントの違いはあっても共通する部分が多いです。

創立者の教育理念により設立された小学校は、様々な思考で色々な特徴を持った運営がなされています。全く異なった考え方なので「合う/合わない」がハッキリします。

各家庭の考え方と照らし合わせると、より見えることができます。

 

キリスト教や仏教の教育理念は、長年に培われた歴史から来るのか違和感が少なく納得できる場合が多いです。しかし、創立者の教育理念は一概に納得できると言えません。

耳障りが良いけど・・・と感じる場合が有ったり、そもそも教育理念に賛同出来なかったり、と色々と考えさせられる場合があります。

この分類は、どちらが良い・悪いという意味ではありません。「建学の精神」を理解するためのものです。

私立小学校:進学(受験)の考え方

大きく語られませんが「進学(中学、高校、大学)」という面からも私立小学校を分類することができます。保護者にとっては気になる所です。

私立小学校は建学の精神をとても大切にます。

学校によっては、外部に対して進学実績を大きく打ち出したくても、建学の精神とバランスを取る必要がありアピールをしにくい事情もあります。

私立小学校は、企業のように営利目的に学校運営をしていません。しかし、生徒が集まらなければ学校は潰れてしまいます。建学の精神、伝統や文化を大切にしているだけでは時代の流れに取り残されます。

学校の改革は、学校施設や授業内容だけでなく着実に進んでいます。

  • 学校名を変更する
  • 女子校から共学校になる
  • 知名度の高い学校と提携する
  • 学校内にアフタースクールを併設する
  • 注文式のお弁当が利用できる

 

私立小学校のアフタースクール(学童保育)、お弁当(給食)は、こちらの記事を参考にしてください。共働き家族が増えている状況です。子どもの居場所をしっかりと確保してあげるのも親の責任です。

 

 

最近、特徴の一つとして進学をアピールする学校も目立ってきました。

中学への進学状況により注目される私立小学校や、一貫教育を大切にしている私立小学校など特徴が出てきています。

  • 中学校受験が前提の小学校
  • 一貫教育(エスカレーター式)の小学校
りんかお
りんかお

とても重要な事です。

小学校に「何を求めるのか」を整理してください。

小学校受験が受験レースの始まり

残念ながら、子どもの小学校受験は受験レースの始まりです。

小学校受験が受験の終わりではありません。低学年の場合はさほど気になることもありませんが、学年が上がるにつれて大きな困難や問題が待ち構えています。

中学受験が前提の私立小学校

中学受験が前提の小学校であれば、自分が目標にする中学校に進学できるかもしれません。

ただ、周りも同じ学力を持った子ども達が集まっています。少しでも気を抜くと、周りは簡単に追い越していきます。一度、落ちる這い上がるのは難しい。そのプレッシャーは無視できないものです。

一貫教育が前提の私立小学校

一貫教育校で名門校であればあるほど、中学校はペーパーテストに比重を置いている場合が多いです。つまり、学力の高い中学受験組が入学してきます。

エスカレーターで上がってくる小学校受験組の生徒にとって、中学校以降は成績が思うように上がらず、辛くて苦しい学校生活になる可能性があります。

中学受験組と小学受験組は、明らかに学力レベルに違いがあります。

一貫教育校であっても小学校と中学校は「求める人物像」は、同じように見えて違います。中学校以降は、ペーパーテストの結果が正義です。建学の精神は薄れ、

「1点で笑い、1点で泣く」世界です。

その結果、小学受験組は中学入学と同時に底辺グループに属してしまう可能性も否定できません。

まとめ

まず、理解しておく必要があるのが「建学の精神」と「ペーパーテスト」は紐づいて無い。

中学、高校、大学と上級学校になるほど建学の精神は薄れています。

しかし、私立小学校は「建学の精神」をとても大切にします。建学の精神に基づいた文化と歴史を重ねた結果が学校の形を造っています。建学の精神に注目すると小学校の考え方、方向性など色々と見えてきます。

 

以上、「小学校受験「建学の精神」を理解してますか!マジで大切です。」という記事でした。

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